さらに続き COP26スタート

昨日からの更に続きです。

 

昨日、「共通だが差異ある責任」

 

の御話をさせて頂きました。

 

先進国は、途上国に資金援助を、2021年現在も継続中です。

 

特にアメリカ前トランプ大統領は、この点を嫌っておりました。

 

温暖化ガス排出量世界一の中国に対して、何でアメリカが資金援助しなければならないのか?

 

賛否両論ありますが、現状のルールではこのような状況です。

 

そもそも、先進国・途上国は、どのように決まったか?

 

という点ですが、これは、1990年当時の経済状況によって分けられました。

 

日本・アメリカ・カナダ・オーストラリア・ヨーロッパ→先進国

 

韓国・中国・東南アジア・南米・中東・アフリカ→後進国(発展途上国)

 

と区分けされました。現在も、この区分けした国別の考え方が、引き継がれている状態です。

 

そこでパリ協定では、先進国・途上国の区別なく、全世界共通ルールを作ろう!

 

という議題が上がりましたが、難航して、各国自主目標を設定して、数年ごとに点検。という形に落ち着きました。

 

3日間に渡り、京都議定書からパリ協定、COPの概論を記載させて頂きました。

 

今後の展開にも要注目です。

 

出典 東京商工会議所エコ検定公式テキスト第8版 より