新型コロナウイルスの感染拡大で、スマートフォンや電気自動車（EV)に欠かせないリチウムイオン電池に不足が生じる可能性が出てきた。
電池の正極材に使うコバルトなど、レアメタルの主要な生産地のアフリカや南米で、鉱山の停止や国境封鎖が実施され、供給に懸念が出ているからだ。
現時点で市場在庫はひっ迫していないが、長期化すれば品薄リスクが高まる。
関係各社は在庫積み増しなど対応に乗り出した。
コロナ問題が世界に広がり、早期収束も見込めないなか、しばらく企業はレアメタル対策に追われる展開が続きそうだ。
出典 日本経済新聞５月２４日より一部抜粋
レアメタルの安定供給は、何とか保って欲しいです。