狩猟で学ぶ命

狩猟を通じて、子供たちに命の大切さを伝える授業が広がっている。

 

通常の学校生活ではなじみが薄く、「怖い」というイメージを持つ子供も多いが、環境教育や地域の課題を知るという面もあり、僚友会なども協力。

 

教科書にない新たな体験で、命や猟について考えるきっかけになっているようだ。

 

春日部高校では「人と野生動物の関係を考える研修会」として2017年から、猟師工房に狩猟に関する講義を依頼。

 

3学年から希望者を募り、狩猟の方法や獣による食害などの見学、解体まで1日かけて幅広く学ぶ。

 

ジビエのソーセージや焼き肉も味わい「臭く、硬いと思っていたがおいしい」と生徒からも好評だという。

 

同高校で生物学を担当する中村達郎教諭は講義を依頼した動機を「食べる」という生物の活動の中で、命を頂く大切さや教科書には載っていない、肉になるまでの過程を知って欲しかった」と語る。

 

出典 日本経済新聞12月11日より一部抜粋

 

今後も、このような取り組みが広がっていくと良いですね。