水道民営化

ニュース番組で、水道に関わる民営化の御話をしておりました。

 

私は、水道事業は国や公的機関が、管理する事が当たり前だと思っておりました。

 

しかしながら人口減少により、税収が減る事により、水道料金は上がる、古い排水管、水道管などは、1960年代の高度経済成長の時期に造られたものが多く、老朽化が進んでいる。新しく造り替えるコスト等の問題が多数発生しております。

 

このため、民間企業の力を借りて、良くしていこうという発想です。雇用が生まれて、水道に関する利便性が増す。と言われております。

 

しかし反対意見も根強くあります。民間が運営するとなると不採算の箇所は手つかずとなり、益々、老朽化が進む。更なる値上げを引き起こすリスクもある。水に関する健康被害も増えるのではないか?と懸念されています。

 

水資源は日本の貴重な財産である。という考えもあり、結論は現在出ておりません。

 

諸外国の例を見ると、ドイツは1980年代から、水道民営化により、約30年で、水道料金がおおよそ5倍に跳ね上がりました。この反動から、また自治体や公的機関主導に戻る動きが広がっており、民営化は成功しているとは言えない状況です。

 

「テレビ朝日報道ステーション」より

 

難しい問題で、慎重な議論が必要です。