カナダ・オンタリオ州

カナダ最大の経済圏であるオンタリオ州の首相が温暖化ガス排出規制の廃止を打ち出し、波紋が広がっている。

 

製造業などの負担を軽減して、企業誘致を加速する狙いだが、突然の政策転換に連邦政府や地元企業からは戸惑いの声が上がる。

 

カナダ政府が導入予定の炭素税の設計にも影響する可能性がある。

 

オンタリオ州はケベック州とともに独自に温暖化ガスの排出規制を導入。米カリフォルニア州と排出量取引で連携してきた。

 

オンタリオ州は「すみやかに制度を撤廃する」と発表したが、すでに排出枠を購入済みの企業も多い。オンタリオ州の部品メーカーは「制度廃止の手続きが不明で、いつもで続くかもわからない」と戸惑う。

 

カナダ紙・グローブ・アンド・メールは1日、カナダ政府が19年1月から導入予定の炭素税の企業負担を軽減する検討に入ったと報じた。

 

出典 日本経済新聞8月6日より一部抜粋

 

私自身、この記事で初めて知りました。今後のカナダの推移も見守りたいと思います。