外来種と生物多様性

ヒアリや毒グモなど海外から日本に上陸した、外来種の話題が取りざたされている。

 

世界を見渡すと、日本から海外に移動し被害を出している逆の例もある。

 

外来種の問題は貿易など国境を超える人の活動がもたらした結果で、どの国も加害者でもあり被害者でもある。

 

だが放置は許されない。専門家は「拡大を防ぐ地道な取り組みが必要」と訴えている。

 

日本の環境省は外来種による国内の対策指針として「入れない、捨てない、広げない」の3原則を設けている。ほかの国でもガイドラインなどの一定のルールを設け、この3原則は各国で共有出来る基本的な考え方といえる。

 

生物多様性を含め、自国だけが被害を受けている思い込みをなくし、国際的に被害の拡大を防ぐ取り組みが欠かせない。

 

出典 日本経済新聞8月5日より一部抜粋

 

私自身、この記事を読むまで、外来種に関しては、日本は一方的な被害者だと思い込んでおりました。あまりニュースになっていませんが、日本からのアリや、日本からのワカメがニュージーランドのムール貝に覆うように繁殖して、貝にダメージを与えている。など加害者にもなっているという側面もあります。国際的なルール作りも必要です。