気候難民

温暖化の悪影響で、元にいた地域に住めなくなり移住を迫られる「気候難民」が増えると予想されている。

(画像は異常気象、干ばつのイメージ。版権フリー)

 

温暖化が進むと、海水面が上昇したり、それにより海面が侵食されたりする。

 

激しい台風も増える恐れがある。干ばつなどの異常気象で水不足や農作物の不作が続く事で、土地を手放さなければならない人もいる。特に島国や途上国の沿岸地域などでは影響が大きい。

 

世界銀行によると、50年までにアフリカのサハラ砂漠以南で約8600万人、南アジアで約4千万人、中南米で約1700万人が国内移動を迫られる恐れがある。

 

家の確保だけでなく、多くの人が一気に都市に流れ込めば、生活環境や治安悪化が心配される。人々の不満から、社会が不安定になれば、政治の混乱や紛争にもつながりかねない。

シリア内戦は干ばつによる移民も一つの要因とみられている。

 

出典 朝日新聞7月10日より一部抜粋

 

地球規模での温暖化対策、気候変動対策が重要になってきます。