タイ ポリ袋削減の機運

タイでの海洋とクジラ、ポリ袋の記事がありました。

 

タイ南部で死んだクジラの胃から重さ8キロを超すポリ袋が見つかり、国民に衝撃を与えている。

 

タイではポリ袋が生活に密着しているが、クジラの死をきっかけに利用を見直す動きが出てきた。

 

死んだクジラを解剖すると、スナック菓子の小袋から大きなゴミ袋まで80枚以上のポリ袋が胃から出てきた。天然資源・環境省の専門家は「私が見た中で最も深刻な事例。多くの場合、1~2枚でも死ぬ。」

 

「1枚飲み込んで弱り、エサを探せなくなり、何でもいいから食べようとして何枚も口にした可能性がある」と分析した。

 

タイでは、屋台で買った食べ物をポリ袋に入れて持ち帰る習慣があり、ポリ袋を頻繁に使う。「クジラの死はわれわれの怠慢の結果。社会を変える契機にしなければ」と訴え、レジ袋有料化などの対策を提唱した。

 

関係省庁や自治体、企業など約20団体は5日、プラスチック廃棄物の2027年までの半減を目指し、覚書に調印した。

 

出典 日本経済新聞6月7日より一部抜粋

 

海や海洋の生き物は、真っ先に影響を受けます。対策を真剣に検討しないといけません。