極地への冒険

南極点への到達を目指していた冒険家の荻田泰永さんが、日本時間6日午前1時45分、50日間かけて1126キロメートルを歩き、南極点に到達しました。物資の補給を得ず、一人で歩いての到達は日本人初といいます。

 

荻田さんは2000年から17年までに15回、北極の冒険を重ねてきました。「北極では、ホッキョクグマやオオカミに出会うこともありました。それに比べて南極は、生き物もいないし、風景もほとんど変わらず、ずっと白、空は青。別の惑星に来たような気分になり、地球って大きいなと改めて感じました。」とコメントされています。

 

逆にこおった海の上を歩く北極点への冒険は、氷が割れて海に落ちる危険など、多くの困難が予想されます。「北極点への挑戦は、だいぶ覚悟を決めてやらないといけません。北極の難しさを世界でも一番認識している一人だと思うので、北極点に挑戦するとは、まだ軽率に口に出来ないと感じています。」と述べています。

 

出典 朝日小学生新聞1月11日より一部抜粋

 

普段の日常生活の中で暮らしている、私目も含めた一般市民にとっては、簡単に行ける場所ではないので、陰ながら冒険家の活動を応援していきたいですね。