生物 津波で北米に

東日本大震災の津波で日本から流出した漂流物に付着して、北米に到達した生き物が、約290種類に上ると米国の研究チームが29日付米科学雑誌サイエンスに発表した。

 

多くは貝殻や甲殻類で、チームは海で分解されにくいプラスチックなどの人工物にくっつくことで、生きたまま数千キロを移動できたとみている。

 

分解されにくい人工物は、各国で大量に使われていると指摘。津波以外にも、地球温暖化で強大化が見込まれる台風などで人工物が海に流出し、生物の拡散が増えるのではないか?

と予想している。

 

出典 日本経済新聞9月29日 より一部抜粋

 

震災からまだ数年ですが、10年後、15年後にも、海洋や生態系にどのような影響が出るのかを見守って行きたいと思います。