新幹線のライバル

近い将来、世界的に評価が高い新幹線のライバルになりうる特急について、特集記事が掲載されていました。

 

スペインの高速列車「タルゴ」が、旧ソ連など新興国で相次いで採用されている。線路状態が多少悪くても走れるのが特徴で、投資額を抑えつつ、最高時速200キロ程度の高速化が可能だ。300キロ級の高速車両にも力を入れており、日本の新幹線の手ごわいライバルになるかもしれない。

 

新興国では需要が急増している。スペイン工場では、窓に砂漠対策フィルムを貼り、線路の砂を空気で飛ばす「砂漠仕様」を生産中だ。タルゴの主な進出先として、カザフスタン、ウズベキスタン、ロシア、サウジアラビア(2018年開業予定)。

 

今後の注目はインドで、日本は23年に開業を目指しているが、インド政府には更に、高速鉄道を増やす構想がある。タルゴは昨年、インドの既存列車で車両をテストし、時間短縮効果を訴えた。地元メディアには「新幹線より安く、すぐに導入できる。」と好意的な意見も目立った。

 

出典 朝日新聞7月12日 より一部抜粋

 

高性能・高コスト・安全性の評価が高い新幹線ではありますが、「タルゴ」の砂漠化対応など、日本ではなじみのない技術を兼ね備えており、手ごわいライバルになる気がします。