水素拠点300新設

トヨタ自動車やJXTGホールディングスが次世代エコカーの燃料電池車に燃料を供給する「水素ステーション」事業で年内に新会社を設立する。2018年から10年で、全国300か所程度のステーションを新たに整備。供給拠点を一気に増やして設備などのコストを減らし燃料電池車の普及拡大につなげる。すでに普及が進む電気自動車EVを追い上げる。

水素ステーションの運営を担うJXTGホールディングスの幹部は「車の普及が先か、ステーションの整備が先かと言った鶏と卵の議論がつづいてきた」と燃料電池車の遅れについて指摘する。数十倍に開いた差を詰めるのは容易ではないが、自動車メーカーとインフラ側がようやく環境整備で歩調を合わせ、市場への浸透を進める。

 

出典 日本経済新聞5月18日 一部抜粋

 

電気自動車に比べて燃料電池車は、燃料の充てん時間が3分程度と短く、航続距離も700~800キロとEVに比べて長いのが利点ですが、価格がEVより高く、市場での認知度は高まっていないのが現状です。少しずつ浸透して行って欲しいと思います。