イギリスのEU離脱に向けて

世界に影響を与える、イギリスのEU離脱問題ですが、離脱手続きに向けた話し合いが行われております。EUは29日、英国離脱を巡ってブリュッセルで、特別首脳会議を開き、交渉の基本方針を定めたガイドラインを採択した。英国内に暮らすEU加盟国出身者の権利保障などを巡り、先月提示された草案より強硬な要求が盛り込まれる。3月29日の正式な離脱通告を受けた後の首脳会議の開催は初めてで、英国を除く27加盟国が参加した。

ガイドラインでは、まず離脱条件を巡る交渉を進め、自由貿易協定(FTA)を含む離脱後の話し合いは後回しにする2段方式と定めた。英国と加盟国の個別協議は認めない。離脱条件の交渉では、離脱日までに英国に入ったEU加盟国出身者が5年以上滞在すれば在住権を認めるなど、すでに英国で暮らす加盟国出身者と同じ権利の保障を求める。在英移民が多くいる東欧諸国が強く要求した。

また英国が離脱決定前に拠出を求めた2020年までの予算の支払などを「手切れ金」として請求。金額は明記しないが、最大600億ユーロ(約7兆2000億円)と試算される。さらに離脱後に加盟国アイルランドとの間で厳しい国境管理を行わないことも働きかける。

 

毎日新聞4月29日より 抜粋

 

まだまだ本格的な交渉には至っておりませんが、時々、このニュースをブログでも記載させて頂きます。