生物多様性の価値

生物多様性の経済評価研究で著名な国連環境計画=UNEP親善大使のパバン・シュクデフ氏が日本経済新聞記者と会い、「政府の意思決定や企業活動において、自然が提供する価値が十分に認識されていないことが問題だ」と強調しました。シュクデフ氏は、2010年生物多様性条約第10回締約国会議COP10で報告書「生態系と生物多様性の経済学」を発表。先月、地球環境問題への貢献が認められて、旭硝子財団の「ブループラネット賞」も受賞しました。25か国の政府が生物多様性の価値を認識するようになり、200社超えの世界の大企業が、この分野で連携していると指摘。「日本人は自然を尊重しているが政府や企業は自然を見失ってしまう傾向がある」と話した。

気候変動問題は、新聞・ニュースでトップ記事になる事もあり認識している方は多いのですが、この記事も含めて、生物多様性の重要事項は後回しにされがちで、ほとんどニュースになりません。ビジネスマンの方でも普段耳にしないと言われております。1990年代半ばから、2年毎に生物多様性に関する国際会議が開かれております。今月半ばにメキシコで行われました。生物多様性と観光資源を発展させて行こう。と言う趣旨で話し合いが行われました。2017年以降は、エコマジックショーの合間に、生物多様性の御話も盛り込んでいきたいと思います!

 

「日本経済新聞 2016年12月26日 朝刊」より抜粋