科学の進歩

日本人が、またノーベル賞を受賞したという快挙が、ニュースとして駆け巡りました。今回は「オートファジー」という、細胞が持っている、細胞内のタンパク質を分解するための仕組みの研究が、世界的に評価されました。日本は、優秀な科学者が次から次へと現れて、安泰だと思っていたのですが、専門家や研究家、ノーベル賞受賞者の皆様方からは、将来に向けての強い危機感を訴えておられました。特に、様々な科学の進歩における基礎研究の分野において、すぐに研究成果が出るものでないと、国が予算を回さないという切実な訴えがありました。今回の研究も、他人がやらない、すぐに成果が出てこない、すぐに資金にならない研究を、長い間、地道に続けて、ようやく脚光を浴びたものという事です。どうしても最近の科学研究の風潮として目先の成果にのみ注目が集まってしまい、基礎研究が落ち着いて出来ないという問題があるとの事です。私目も環境エコマジックを行うようになってから、環境・科学分野の専門家や先生と御会いする機会が多くなり、似たような御話を伺います。非常に難しい問題ですが、科学の進歩のために、良い方法を見つけて欲しいと思います。

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