異なるマジックショー

今回、塩原温泉は2回目となるのですが、私自身の経験から、1回目に呼ばれた現場でリピートが来た時は、2回目のマジックショーでは1回目と違ったマジックショーを演じる事を心がけております。必ずしもそれが正しいということではないのですが、数年前プロマジシャンになりたての頃、レパートリーが不足しており、30分のマジックショーを演じるので精一杯でした。1度目に喜ばれて、同じ現場からリピートがすぐに頂けた事があります。そこで、前回と全く同じ衣装、同じ手順、同じ音楽で構成してのぞみました。その結果、ものの見事にそれ以降、パタッとお声が掛からなくなりました。やはり見ている人は見ているのだなと実感しました。あいつは、いつ呼んでも同じマジックしか出来ない人間なんだというレッテルを貼られてしまったのです。また、仕事を沢山受注されている先輩方を観察すると、レパートリーが豊富で常にショーが進化されておられます。シンプルでも良いから、出来るだけ2回目、同じ現場でショーをする時は、音楽、衣装、演目に変化をつけるようにしております。